シフクノオト 天頂バス そろそろ時間だ。 次の身体でやることは決まっている。みんなノートに書いてある。 性別、背の高さや、ルックス。 好きなこと、得意なこと・・苦手なこと。 下界へ降りて、果たすべき使命があるんだ。 今いるところは、 階層がいくつかに分かれていて、きれいな魂(たましい)ほど、上の階層へ行く。 天国、サマーランド、地獄・・。 みんな ”あの世” なんて呼ぶけど、 俺らに言わせりゃ、そっちが ”あの世” なんだ。 ここはここで、心地いい。 あの窮屈で重たい身体もないし、欲しいものは、想念で何だって手に入る。 ・・だけど。 俺というエネルギーの塊(かたまり)は、いったん高度を上げ、 今の場所よりももっと高く舞い上がり、地球の周りを、十字をきるようにしてまわる。 自分を変えてくれるエピソードを待ってるだけ、の木偶の坊には、ならん! よし 行くぞ・・! ・・で 何だっけ? 生まれ変わるときに、前世の記憶は消されてしまう。 ここは どこだ? 海? この世にあるすべての悩みは、 ”身体” という乗り物があるがゆえの悩み・・煩悩だという。 この世とあの世。 天国は、どちらにでもある。 僕ら、透き通った魂(たましい)になるまで、輪廻転生を繰り返す。 BGM・・天頂バス/Mr.Children (Mr.Children アルバム 「シフクノオト」 より) |