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 2003年10月 2日(木) きよみちゃんのママ

きよみちゃん には会ったことがないが、きよみちゃんのママに会ってきた。
きよみちゃんには、会いたくても会えない。
このママ。確かにママなのだが、実は男性だ。
きよみちゃんの身長は12mである。
小学校の成人委員会主催、家庭教育学級で、

ご存知、”カイチュウ博士” 藤田紘一郎博士をお迎えした。
博士は、東京医科歯科大学大学院教授で、発展途上国の医療が専門。インドネシアが大好き。
「私は、お腹にサナダ虫を飼ってまして・・きよみちゃん、って言うんですけれども・・」
大人になると1日20cm伸びる。1日に200万個の卵を産む。
きよみちゃんを飲んだ時には、一時的に免疫機能が落ちた。
お酒がダメになった。辛いものもダメになった。
「でも、きよみちゃんも生きていかなきゃなりませんから、寄生主を元気にしてくれるワケです。
・・私の免疫機能があがったんですねぇ」
「私は、アトピーを治す物質が、サナダ虫の中にあるのでは、と思って、
毎日まいにち、サナダ虫を、洗って〜、干して〜、スリコギで すって〜
そうやって取り出したタンパクを使って、遺伝子組み換えで薬を作りました」

スクリーンに、1匹のネズミが映し出された。頭の皮膚が、グチャグチャにくずれている。
「これは、ネズミのアトピーなんですが、
ネズミがエサを食べている時にシッポを踏みまして、アトピーにしました」
「みなさんも似たようなこと、してませんか? お子さんの食事中に、ストレスを与えるのは良くありません」
会場が一瞬ざわっとする。・・確かに。うちも、やってるやってる、それ。
「その遺伝子組み換えの薬を、ネズミに1回注射したら・・ホラ、こんなに綺麗になっちゃたんです。
(一同 ”おお〜”の声)
でも、副作用が出まして。アトピーはよくなったのですが、今度はガンにかかりやすくなってしまいました」
スライドは、成人委員会の役員さんが担当。
時々、つっかかったり、逆さまになったり。
学校の視聴覚室なので、チャイムが鳴ったり、校内放送が流れたりもしながら、講演は進む。
スライドに、折れ線グラフのような表が映った。
「ストレスは、身体に良くないですねぇ。こちらは、笑いの実験を致しまして、
免疫機能(・・だったかな? 違うかも)を、笑ったグループとそうでないグループに分けて測定してみました。
3時間わらっていただいたデータなんですが、
途中で数値が下がってます。・・3時間は笑わせすぎですね。失敗しました」
みんな、大爆笑! そうだ、笑いも免疫機能を上げるんだっけ。
「きれいな部屋で、コンピューターゲームをしているのは、子供の本来の姿ではありません。
子供は、外で泥んこになって遊ぶものです。
きれいにするのはいいことですが、やりすぎは、いけません。
こんなに ”きれい” が流行るのは、”きれい” は儲かるからです」
書ききれないほどの、たくさんのお話。
ママでもあり、パパでもある藤田教授は、3人の子供の父親だ。
思っていることは、先生も、私たちも、同じ。
親のストレス、子供のストレス。時間、心の余裕、遊び場、都市化・・。
朝刊に、毎日 大量に入る、マンションのチラシを見ながら思う。
マンション建てるより、遊び場つくってくれたほうがいい。だだっ広いだけで、遊具なんてなくったっていいさ。
イヌタデやクローバー。名前の分からない木の実。泥と草の葉で作った天ぷら、コーヒー牛乳。
子供の頃あそんだ、ただの何でもない原っぱが、今とても懐かしい。


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