BLUE 僕が僕であるために ワイパーを動かすかどうか、迷うほどの小さな雨だった。 年々早咲きになる桜の並木道。 いくつかの用事を済ませ、まだ片付かない部屋へと車を走らせる。 子は かすがい・・になるはずだった。 誰がいけないとゆう訳でもないけど 人は皆わがままだ 信号をいくつも越えた。 街並みが変わっていった。 ルームミラーで、後部座席を確認する。まだ走れそうだ。 ゆるやかな坂の途中、 マンションの駐車場から出てきたロングトラックに、道をゆずる。 ロングトラックが左手で挨拶すると、 そのすぐ後ろからもう1台、同じ模様の小さなトラックが、慌てるように出てきた。 呼び止められた時、返事ができるだろうか。 幸せそうな母親の輪の中で、笑顔でいられる私でいたい。 涙が止まらないくせに、 その曲だけをリピートにして聴きつづけていた。 BGM・・僕が僕であるために/Mr.Children (尾崎豊トリビュートアルバム 「BLUE」 より) |